エクセレントモア（1994年生、母ダイアノースモアー）

エクセレントモア（1994年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時13歳）と交配したダイアノースモアーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ファーム。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

6月29日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は530kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシャイニードーターに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスケイジルバーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エスケイジルバーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（1999年）

2月20日、約15か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。