レッドベルディエス（2016年生、母レッドファンタジア）

レッドベルディエス（2016年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+美しい女神(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したレッドファンタジアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の飛鳥ステークス(3勝クラス)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額4,200万円（10.5万×400口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月27日、デビュー戦はC.オドノヒュー騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたレディマクベス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るサピアウォーフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2019年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、F.ブロンデル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月7日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナルハヤを3/4馬身振り切って久方ぶりの一戦を物にした。

9月7日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のステイオンザトップに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2020年）

2月29日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月5日、中9週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月6日、中8週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

2月13日、中9週で迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアカイイトをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月16日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2のアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。