パレスバニヤン（2005年生、母ネイティブクレイム）

パレスバニヤン（2005年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宮殿＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したネイティブクレイムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島貞二。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2-14 15 16。

経歴

デビュー前

1歳のとき、津村靖志から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

5月31日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた5戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモザグレートに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のポインセチア賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月9日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

3月13日、中4週で迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2八アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、連闘で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2-14 15 16（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のゴールドタキシードを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4月2日、中1週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月29日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホーリーアローに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月6日、連闘で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中力騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、長月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた18戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた20戦目は、長崎街道神埼宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5歳（2010年）

1月9日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。