フロレットアレー（2012年生、母ブルーミングアレー）

フロレットアレー（2012年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さな花が咲いている路地」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時10歳）と交配したブルーミングアレーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したルナプロスペクターを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2015年）

2月1日、中9週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したフレンチヴォーグを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤギリヴィーナスを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月28日、中3週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたリアンドジュエリー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月26日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月12日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

4歳（2016年）

1月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

3月6日、中5週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したストロングタイタンにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ステイキングダムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5歳（2017年）

1月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月5日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。