セラン（2017年生、母Tiz Miz Sue）

経歴

デビュー前

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のヤウガウを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったタガノビューティーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのカトレア賞（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3歳（2020年）

1月25日、中8週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの呉竹賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のピオノノをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

2月20日、牝馬限定3歳G3のUAEオークス（アラブ首長国連邦・メイダンダート1900m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2020年6月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

9月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はラブリーイレブンと並んで2着同着となった。

11月29日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのシャングリラ賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4歳（2021年）

1月9日、中5週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの開聞岳特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ケイアイロベージに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月28日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

2021年12月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。