タガノデインヒル（1997年生、母ロングシヤープ）
Tagano Danehill
1997.04.26
タガノデインヒル（1997年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデインヒル（当時11歳）と交配したロングシヤープが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地21戦2勝、地方29戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
1歳のとき、高野牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、八木良司によって2,362.5万円で落札された。
橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1999年）
10月9日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。
10月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
10月31日、中1週で迎えた3戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
11月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のニシケンヒルツに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
11月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。
12月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下の樅の木賞（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。
3歳（2000年）
5月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。
6月10日、中4週で迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。
6月24日、中1週で迎えた9戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。
7月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコンタクトに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。
7月22日、中1週で迎えた11戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。
9月9日、中6週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は竹之下智昭騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。
10月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の久多特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。
10月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。
5歳（2002年）
2月3日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から42kg増やして迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。
2月23日、中2週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。
3月2日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。
4月27日、中7週で迎えた18戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。
5月11日、中1週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。
6月8日、中3週で迎えた20戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。
7月15日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般A6（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤスミキャプテンに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。
8月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサーペンクィーンからクビ差の2着に甘んじた。
8月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラチナテイオーから半馬身差の2着に敗北した。
9月17日、中3週で迎えた24戦目は、ききょう特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。
6歳（2003年）
1月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。
2月9日、連闘で迎えた26戦目は、一般A7（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3月17日、中4週で迎えた27戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒデノショーリから1馬身半差の2着に敗北した。
3月27日、中0週で迎えた28戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月14日、中2週で迎えた29戦目は、一般A6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月18日、連闘で迎えた30戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉地学騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月24日、中2週で迎えた32戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。
6月9日、中1週で迎えた33戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月16日、連闘で迎えた34戦目は、ヒメジオン特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。
6月30日、中1週で迎えた35戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。
7月22日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツノエブロスからアタマ差の2着に甘んじた。
8月4日、中1週で迎えた37戦目は、ハイビスカス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（14戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャニオンホークから半馬身差の2着となった。
8月25日、中2週で迎えた38戦目は、シオン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（15戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリアルパンチに3/4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。
9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、キリンビールクラシック杯（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリージャンキングから3馬身差の2着に敗北した。
10月9日、中1週で迎えた40戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、G2の東京盃（大井ダート1190m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。
10月29日、中2週で迎えた41戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。
7歳（2004年）
3月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。
4月12日、中2週で迎えた43戦目は、一般A6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（18戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月19日、連闘で迎えた44戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（19戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月4日、中1週で迎えた45戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（20戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた46戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（21戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月7日、中1週で迎えた47戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（22戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。
7月18日、中5週で迎えた48戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。
8月8日、中2週で迎えた49戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川浩文騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシザフリートに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。
8月29日、中2週で迎えた50戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川浩文騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイキイブを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。