アイアイバドガール（1998年生、母アイアイフアミリー）

アイアイバドガール（1998年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時11歳）と交配したアイアイフアミリーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は幸牧場。戦績は、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のシンビジウム特別。

経歴

デビュー前

中村健二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2000年）

6月19日、デビュー戦は脇本一幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は457kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

11月18日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエビスコバンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったハナノデュラブにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のシンビジウム特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウタイムに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた6戦目は、3歳戦の夕顔特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で脇本一幸騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、うお座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で脇本一幸騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ビックジャックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、文京区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で脇本一幸騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月2日、中3週で迎えた11戦目は、紅葉特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で脇本一幸騎手（10戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったフジシャイアンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月14日、中5週で迎えた12戦目は、冬木立賞（大井ダート1690m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で脇本一幸騎手（11戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4歳（2002年）

8月8日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、つる座特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で脇本一幸騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で脇本一幸騎手（13戦2勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。