ハナノデュラブ（1998年生、母デビートウショウ）

ハナノデュラブ（1998年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデュラブ（当時16歳）と交配したデビートウショウが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、地方34戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年のアレキサンドライト賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

田中康弘厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は465kg。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月28日、中9週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた2戦目は、佐々木洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ゴールドパンサーに半馬身交わされて2着となった。

11月2日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエンゼルタマテスコに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイアイバドガールに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のシクラメン特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2001年）

1月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のビックトップランをアタマ差振り切って勝利をモノにする

2月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたヘイワダイオー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’01雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

11月2日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月11日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の仲冬賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（10戦3勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスプリンエイトに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（11戦4勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、睦月賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（12戦4勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた16戦目は、アレキサンドライト賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（13戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパワフルダンサーに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

5歳（2003年）

3月21日、約13か月半の休み明けで迎えた17戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4月30日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦のエメラルド特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキバアラシを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、プレアデス賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた20戦目は、アルタイル賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

6歳（2004年）

1月9日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のブルージルコン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、白富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた23戦目は、ダイヤモンドダスト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたヤスミダブリン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた25戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の北極星賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のシリウス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、抜け出したヤマニンデュークを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月22日、中3週で迎えた28戦目は、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

7月10日、中6週で迎えた29戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサタデーナイト賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の赤富士賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた31戦目は、サザンクロス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7歳（2005年）

7月14日、約11か月の休養明けで迎えた32戦目は、スタールビー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた33戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のサザンクロス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。