エンゼルタマテスコ（1998年生、母オツクスエンゼル）

エンゼルタマテスコ（1998年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時17歳）と交配したオツクスエンゼルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は渡邉光典。戦績は、地方34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のりんどう特別。

経歴

デビュー前

岡部盛雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2000年）

10月14日、デビュー戦は宮浦正行騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったハナノデュラブに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮浦正行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィンブルボンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月27日、中5週で迎えた4戦目は、2歳戦のカトレア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮浦正行騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

3歳（2001年）

1月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のシンビジウム特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮浦正行騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた7戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた11戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は早田秀治騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のりんどう特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサンダーランドに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、おうし座特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、紅葉特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月15日、中5週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3四（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2002年）

1月25日、中3週で迎えた19戦目は、春待特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月31日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、草笛特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた21戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、風待月特別（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた24戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したタヤスウォークライを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、うお座特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた26戦目は、おうし座特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3五（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったカテバカングンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月10日、中4週で迎えた28戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバクシンダンサーに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月27日、中1週で迎えた29戦目は、バードアイランド賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2003年）

1月15日、中2週で迎えた30戦目は、エレガント賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月28日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた31戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた32戦目は、レミニス賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3四（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月22日、中0週で迎えた34戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。