アイメッセンジャー（1996年生、母ミヤママーガレット）

アイメッセンジャー（1996年5月18日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時21歳）と交配したミヤママーガレットが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年のききょう特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大宮牧場門別分場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、大宮牧場門別分場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、セフティーライフによって1,050万円で落札された。

大山二三夫厩舎（小林）へ入厩。

3歳（1999年）

6月27日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 雨/重）に出走。馬体重は455kg。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るショウリゼンシンを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のサンキョウエブロスに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

8月22日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったショウワハーモニーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のききょう特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォージドレディーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、ぎょしゃ座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた7戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4歳（2000年）

7月1日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のドイツ騎手招待（1）（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の三里塚特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5歳（2001年）

1月15日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（7戦3勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた14戦目は、睦月特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月26日、中0週で迎えた16戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（10戦3勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた17戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（11戦3勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（12戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。