リシュリュー（2014年生、母サクセスイザベラ）

リシュリュー（2014年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「第二次大戦で活躍したフランス海軍の戦艦より」。毛色は鹿毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時6歳）と交配したサクセスイザベラが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。2016年のウィナーズチャレンジ9に勝利した他、2016年のウィナーズチャレンジ2で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、伏木田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大谷正嗣によって324万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

4月28日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は520kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴーリキに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月23日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月4日、中5週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ7（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ9（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のラミングアタックを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

11月9日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

3歳（2017年）

4月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（6戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったラブミーファルコンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、まるごと!エンタメ～ション特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のシャインプラチナムをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月15日、中1週で迎えた13戦目は、中富良野町営ラベンダー園特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハンサムザムライに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（11戦4勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（12戦4勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道米LOVE特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒミノコンドルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月27日、中1週で迎えた17戦目は、JAとまこまい広域胆東米特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（13戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、ゆめぴりか特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（14戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナリユキマカセを半馬身振り切って6勝目を手中に収めた。

10月24日、中1週で迎えた19戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（15戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた20戦目は、冬桜特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（16戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月27日、中6週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、オーストラリアターフクラブ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2018年）

1月25日、中3週で迎えた22戦目は、風花賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のポリカに1馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

7月9日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月28日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、大井の帝王賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた26戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、門別グランシャリオ賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた27戦目は、江戸極彩棚田賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた28戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、トルマリン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。