ヨシノトップ（2002年生、母ニシケンピジョン）

ヨシノトップ（2002年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「以前所有していた馬より」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時22歳）と交配したニシケンピジョンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。戦績は、中央平地15戦0勝、地方27戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、萩沢俊雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月26日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

8月22日、中5週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3歳（2005年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

1月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

8月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた15戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

10月22日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヤビヒロインを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2006年）

1月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナチュラルフレイムを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

1月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムケーライウンに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月4日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナリタダイリンに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツインレイザーに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

4月30日、中6週で迎えた25戦目は、カッコウ特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフォーシングスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月20日、中2週で迎えた26戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（10戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（11戦4勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（12戦4勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（13戦4勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた32戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた34戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた35戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた36戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた37戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた40戦目は、浅沼傑騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅沼傑騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた42戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浅沼傑騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。