ポッドシャイン（2010年生、母ミシガンガール）

ポッドシャイン（2010年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋輝く」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したミシガンガールが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の材木座特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3歳（2013年）

3月2日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンモリッツをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンモリッツにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、木古内町「キーコ」賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、十勝軽種馬農業協同組合賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアースワンラブを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、そらちワイン賞（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた15戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノパッセルに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

2月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマヤノラムダに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、つくし賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアンクルガンバレに半馬身届かず2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイメージガールに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るニアニアを鬼脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したディーエスハスラーにハナ差届かず2着に甘んじた。

6月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ひめゆり賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた27戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファンタズミックに2馬身半の差をつけて7勝目をマークした。

8月7日、中4週で迎えた28戦目は、恐竜化石からウマれた丹波竜のちーたん特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中9週で迎えた29戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、材木座特別（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドグローバルに2馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

11月7日、中2週で迎えた30戦目は、胡桃特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた31戦目は、フロイデ特別（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた32戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ジョイホース横浜賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた33戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。