ニアニア（2010年生、母テンビーエース）

ニアニア（2010年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したテンビーエースが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年のすみれ賞(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カネツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、カネツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって441万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

4月13日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

6月8日、中7週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

7月12日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のホワイティペスカに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月28日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイセイドウドウに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4歳（2014年）

1月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイメージガールに2馬身の差をつけて3勝目を収める

1月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクイックスパイダーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月13日、中2週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったアグネスコスモスを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた9戦目は、すみれ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアカシャツハルに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月25日、中2週で迎えた10戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、レイアロハに交わされて3馬身半差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ポッドシャインに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた13戦目は、丹波茶特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マヤノラムダに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた14戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ジャストテイクワンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月5日、中2週で迎えた15戦目は、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、三嶺特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキシュウレパードを3/4馬身差し切って優勝

11月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、だんご準全国踏破特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のムーンライトリリーに4馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

12月20日、中1週で迎えた20戦目は、土佐凧特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5歳（2015年）

2月25日、中9週で迎えた21戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、太一箸揃え特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた24戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西森将司騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、キンノタマゴに3/4馬身交わされて2着となった。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、薫風特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西森将司騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月30日、中1週で迎えた26戦目は、惜春特別（高知ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で西森将司騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西森将司騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で西森将司騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で西森将司騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で西森将司騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で西森将司騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた32戦目は、明香ちゃん歩くよ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で西森将司騎手（11戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた33戦目は、長月特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で西森将司騎手（12戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。