グランドシップ（2001年生、母アイアンドユー）

グランドシップ（2001年3月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋船（雄大な船）」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時9歳）と交配したアイアンドユーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、中央障害8戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月27日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月14日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフジヤマロバリーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月4日、約8か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で赤木高太郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

4月24日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエイユーフォーラムをクビ差制して勝利をモノにする

6月4日、中5週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月9日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。