アオゾラペダル（2006年生、母フェスタデルドンナ）

アオゾラペダル（2006年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時16歳）と交配したフェスタデルドンナが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月6日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2009年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコロンバスサークルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月25日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月15日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスイートブレナムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月24日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2010年）

2月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月25日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したネオスピリッツに半馬身届かず2着に敗北した。

5月23日、中3週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、逃げるデコルテにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月29日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2011年）

4月16日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったダノンプリマドンナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中3週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンヴァンサンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月14日、中9週で迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリバティバランスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた23戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月7日、中9週で迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。