ダノンマヴロス（2018年生、母ウエスタンダンサー）

ダノンマヴロス（2018年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+黒色(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時17歳）と交配したウエスタンダンサーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。主な勝ち鞍は2021年のデネブ特別(C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ウエスタンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって2,160万円で落札された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2021年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月7日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクラウォーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月14日、中4週で迎えた6戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたゼローソ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったアンクラウデッドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4歳（2022年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のインヴァリアンスに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月15日、中4週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた16戦目は、スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月20日、中9週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、中6週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

1月31日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、祝ろじちゃく1歳特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したハディアを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月7日、連闘で迎えた20戦目は、奈半利川特別（高知ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた21戦目は、土佐ジロー特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた22戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、土佐の日曜市特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた23戦目は、こちま生誕祭前祝特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

5月14日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた24戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた28戦目は、メダカ池特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月19日、中2週で迎えた29戦目は、虚空蔵山特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた31戦目は、黒坂舟山土手結婚特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた32戦目は、宮の前公園特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた33戦目は、騎手候補生募集中特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた34戦目は、教養C願書受付中特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（10戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた35戦目は、岩崎周吾生誕祭特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（11戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（12戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた37戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（13戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したニシノキントウンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた38戦目は、初夢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で畑中信司騎手（14戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で畑中信司騎手（15戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月5日、中2週で迎えた42戦目は、ライスへ愛を叫ぶ特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（16戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

デビュー前

当歳のとき、ウエスタンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって2,160万円で落札された。

細川忠義厩舎（高知）へ入厩。

3月19日、デビュー戦は畑中信司騎手を鞍上に据えて、一般B2（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての大外10番ゲートからスタート。出走取消となった。

10月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた43戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2021年7月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。