ペプチドホープフル（2012年生、母ヒンギス）

ペプチドホープフル（2012年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋有望な、見込みがある」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時12歳）と交配したヒンギスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2-3。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月27日、デビュー戦はW.ビュイック騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は542kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

3歳（2015年）

4月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月23日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

7月28日、中5週で迎えた5戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、厚賀賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた7戦目は、江差追分全国大会賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、天馬街道賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月22日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた11戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、パフュームP10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったランドギャラクシーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、シュクル&ブーケ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のローレルベルカントに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた13戦目は、成人の日特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったハルノフェスタに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた15戦目は、荒磯特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメルキオールを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランドギャラクシーに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、土佐のおきゃく特別（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、春分特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、キリンビバックス特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、タマゲタにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、朧月特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、薫風特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったカンタベリームーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた26戦目は、明日は夜さ恋フェスティバル特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（9戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月6日、中2週で迎えた27戦目は、よさこい祭り特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた28戦目は、納涼特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（11戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキューバンボーイをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月9日、中4週で迎えた30戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、梅ノ辻競演場応援特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（12戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-4（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（13戦3勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着を確保した。

12月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったシャトレーヌに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2017年）

1月1日、中1週で迎えた36戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。