ドーリーガール（2009年生、母キアーミ）

ドーリーガール（2009年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅力的な＋女の子。可愛く速いカリスマになることを願って」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時9歳）と交配したキアーミが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中橋正。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦5勝。主な勝ち鞍は2011年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、三石橋本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって157.5万円で落札された。

菅原欣也厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は葛山晃平騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンイチコを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のナスビナに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月16日、中8週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月19日、中4週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

3歳（2012年）

3月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

4月22日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

5月13日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。15着に終わった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

11月18日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

4歳（2013年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3月17日、中9週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、ゆきやなぎ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月26日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、銭五俳句大会特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ノトキリシマ賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5月28日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた17戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ビッグゴールドSC杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、わかな誕生可愛い過ぎるで杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（7戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（11戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、幹雄恵美紅金婚祝by千晴杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（12戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、大場売店開店40周年（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（13戦2勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた25戦目は、珠洲焼まつり特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（14戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のカネトシダイスターを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

11月4日、中2週で迎えた26戦目は、世界農業遺産「能登の里山里海」賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（15戦3勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた27戦目は、せせらぎの郷紅葉まつり特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（16戦3勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた28戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた29戦目は、機具岩ライトアップ特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（17戦3勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた30戦目は、志賀町祭大漁起舟祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（18戦3勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた31戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、北陸・近畿地区交流特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた32戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、珠洲まるかじり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベアトリスに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月8日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-6（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（20戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた37戦目は、高岡なおちゃん11周年記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（21戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた38戦目は、一般C1-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（22戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた39戦目は、一般C1-10（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（23戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（24戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のサンレイジェムをクビ差振り切って5勝目をマークした。