サダムフジコ（2013年生、母メヤディーニ）

サダムフジコ（2013年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したメヤディーニが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦5勝2着3回。2015年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2015年）

5月28日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月16日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカリヘに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のドンプリムローズに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったタイニーダンサーに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3歳（2016年）

6月4日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚色が鈍り17着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバッテリーパークに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったリコーヴィッカースに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月27日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、忘年特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るドーノダルチェーロを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

4歳（2017年）

1月27日、中3週で迎えた15戦目は、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月12日、中7週で迎えた17戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミラクルバイオに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた18戦目は、石楠花特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のプレシンデレラチャレンジ（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し速いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパイナワレアを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

9月5日、中9週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のサマーダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた22戦目は、茶の湯賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

11月13日、中5週で迎えた23戦目は、ベテルギウス賞（大井ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で和田譲治騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた24戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で和田譲治騎手（12戦3勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月27日、中3週で迎えた25戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2017ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド大井第2（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5歳（2018年）

3月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、枝垂桜賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（13戦3勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、クリスタル賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、白鷺賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、青梅賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（14戦3勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた30戦目は、一般B3七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

10月29日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、一般C1一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（15戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（16戦3勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。