クリスタルムーン（1998年生、母アロールーシー）

クリスタルムーン（1998年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時15歳）と交配したアロールーシーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方19戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の4歳C2。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（14.7万×100口）で一口馬主が募集された。

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

5月12日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた2戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた10戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた11戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイタククルーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畠山信一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、4歳C2（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のジーティーセネシオに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月14日、中0週で迎えた14戦目は、4歳C2（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームマキシマムに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイリーダから2馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツプレストから4馬身差の2着に敗北した。

6月10日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードビクターに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で陶文峰騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカナイスに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月21日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で陶文峰騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で陶文峰騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンドウから半馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で陶文峰騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で陶文峰騎手（14戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイランデブーから半馬身差の2着となった。

9月2日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で陶文峰騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で陶文峰騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月15日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

5歳（2003年）

1月11日、中3週で迎えた31戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた33戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。