コウヨウクリスタル（2005年生、母カナハラカレン）

コウヨウクリスタル（2005年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋水晶」。毛色は鹿毛。種牡馬のレギュラーメンバー（当時8歳）と交配したカナハラカレンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）谷川畜産。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のべにばな特別(一般B1-1)。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月3日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2008年）

2月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月6日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月23日、中6週で迎えた6戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

10月7日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の諸国漫遊競馬武勇伝杯（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヨシブレイクアウトに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B8（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライティアダンスに約15馬身の大差をつけて2勝目を掴み取った。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモシャトレーヌに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-3（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジーガーウイングに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパーソナルテンエイを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒルノドンを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた13戦目は、福寿草特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のクニノユメオーをハナ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

4月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、山桜特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、芝桜特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウインウラカワに3馬身の差をつけて8勝目をマークした。

5月12日、中1週で迎えた16戦目は、あやめ特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた17戦目は、えんれいそう特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンシノクリーンを3/4馬身振り切って9勝目を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アンドレアシェニエにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月22日、中1週で迎えた19戦目は、あじさい特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（12戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カゼノマイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1-2（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で中川雅之騎手（13戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアクヤクダイスターをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

7月17日、中0週で迎えた21戦目は、べにばな特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で中川雅之騎手（14戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアンドレアシェニエをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。