リアルヴィーナス（2011年生、母ラブレター）

リアルヴィーナス（2011年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「本当の＋ローマ神話の愛と美の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時11歳）と交配したラブレターが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。2014年の葵ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るバトルムーングロウを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネヴァリエンテを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

3歳（2014年）

2月8日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

5月18日、中8週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルカガを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月6日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

8月24日、中6週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた10戦目は、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

4歳（2015年）

1月12日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では全く伸びず17着に終わった。

7月25日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の知多特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の宮崎特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたカシノワルツ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月5日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、中6週で迎えた18戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

6月26日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

6歳（2017年）

1月5日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。