ナムラユキヒメ（2011年生、母ナムラウタヒメ）

ナムラユキヒメ（2011年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋雪姫。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時12歳）と交配したナムラウタヒメが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は漆原哲雄。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方23戦3勝。2014年のタンザナイトオープン(一般A1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月13日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

8月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タガノハヤテに交わされて4馬身差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアカリロンドンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中6週で迎えた7戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2014年）

1月6日、中6週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた14戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

8月10日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、カリン特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナムラダンサーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた19戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモアンフォセに1馬身半の差をつけて制した。

12月5日、中1週で迎えた21戦目は、タンザナイトオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月23日、中2週で迎えた22戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4歳（2015年）

1月2日、中0週で迎えた23戦目は、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた24戦目は、まんさく特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた25戦目は、サイネリア特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた26戦目は、クロッカス特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた27戦目は、ノースポール特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた28戦目は、里桜特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた29戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月9日、連闘で迎えた30戦目は、山桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた31戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた32戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（12戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマルカリードを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月8日、連闘で迎えた33戦目は、大山桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（13戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた34戦目は、カーネーション特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（14戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた35戦目は、アカンサス特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（15戦2勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた36戦目は、しゃくなげ特別（名古屋ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（16戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた37戦目は、揖斐峡特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（17戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた38戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、アベリア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた39戦目は、夏椿特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。