マキハタスパート（1994年生、母マキハタビューティ）

マキハタスパート（1994年4月26日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時10歳）と交配したマキハタビューティが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着1回、中央障害13戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の江坂特別(900万下)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のオースミジャイアンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

3歳（1997年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4月13日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月10日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエドノタイクーンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマチカネタツマキに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月16日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のタガジョーノーブルに3馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

4歳（1998年）

3月1日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田康彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4月4日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安田康彦騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安田康彦騎手（9戦2勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のマラヤン・レーシング・アソシエーション・トロフィー（中京芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5歳（1999年）

2月13日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた20戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（14戦2勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（15戦2勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（16戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田康彦騎手（17戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロングカイウンをハナ差振り切って久々に勝利を挙げた。

6歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（18戦3勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月26日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

10歳（2004年）

1月25日、約46か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。13着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月12日、約10か月半の休養明けで迎えた34戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

11歳（2005年）

2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた36戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた37戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

12歳（2006年）

10月15日、約17か月の休み明けで迎えた41戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず18着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた42戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた43戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

13歳（2007年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた44戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた45戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。