マチカネタツマキ（1993年生、母フレンズウッド）

マチカネタツマキ（1993年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時19歳）と交配したフレンズウッドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着5回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の舞鶴特別(500万下)。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月16日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のコウエイスマイルをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

12月23日、中3週で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（1996年）

2月17日、中7週で迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウジェニエにアタマ差届かず2着となった。

4歳（1997年）

4月19日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、上越特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったレガシーブリットからハナ差の2着に甘んじた。

5月31日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったポートフラッシュにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月22日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月2日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったトップフーユンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったボンバーシチーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマキハタスパートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィクトリーバンクをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。