ヒュームウッド（2005年生、母タニノピカンテ）

ヒュームウッド（2005年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海外ゴルフコース名より」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時11歳）と交配したタニノピカンテが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、地方24戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、北島牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、レキシントンファームによって1,585.5万円で落札された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月4日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月9日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のライジングバイオに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月4日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3歳（2008年）

1月26日、中7週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

7月20日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた14戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、関宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた15戦目は、養老特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ナイキバリアントに交わされて2馬身差の2着となった。

4歳（2009年）

1月7日、中3週で迎えた17戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフォージドアモールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月4日、中3週で迎えた18戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、観梅特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーキャンドルに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月17日、中2週で迎えた20戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた21戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルートファイブに6馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月21日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた23戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月8日、中7週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井忍騎手（6戦2勝）。17頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた25戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

12月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5歳（2010年）

1月1日、中2週で迎えた27戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ザグにクビ差交わされて2着となった。

1月15日、中1週で迎えた28戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた29戦目は、春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

3月12日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた32戦目は、箱根宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、’10スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（14戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた34戦目は、スタールビー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（15戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた35戦目は、アルタイル賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

6歳（2011年）

8月29日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた37戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月11日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた38戦目は、夕刊フジカップ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったイケノエイトマンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月12日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた39戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、神奈川区特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。