ハッピーストーリー（2009年生、母レガシーエンプレス）

ハッピーストーリー（2009年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸福の物語」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したレガシーエンプレスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回、地方10戦3勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、へいはた牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、小川勲によって630万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミッキージュピターに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月14日、中5週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、タマモルーキーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、シルクコスモスに3/4馬身交わされて2着となった。

12月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカシノチョッパーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、兼六園賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカゼノサファイアを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

11月3日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

12月21日、中6週で迎えた14戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（2014年）

1月26日、中4週で迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた18戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月2日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、恵那峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンマルジュエリーをクビ差振り切って4勝目を手にした。

8月29日、中7週で迎えた20戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞のオータムカップ（笠松ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた22戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた23戦目は、美濃菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた24戦目は、晩秋特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月29日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6歳（2015年）

1月8日、中0週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、新春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。