クリノベロニカ（2016年生、母ナムラナデシコ）

クリノベロニカ（2016年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時22歳）と交配したナムラナデシコが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は平野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって669.6万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2019年）

3月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月11日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、白河の姉、結婚おめでとう記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオーブランに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョリーウッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で板野央騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

4歳（2020年）

1月22日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で板野央騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で板野央騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で板野央騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で板野央騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で板野央騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた21戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウバーバラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオーバーザシードをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月10日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた24戦目は、ハス賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、中9週で迎えた26戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウウラコイを鬼脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2五（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2020年11月19日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

12月20日、中4週で迎えた29戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

5歳（2021年）

2月14日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月21日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた31戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

2021年4月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。