フレイムウィングス（2017年生、母レッドフェザー）

フレイムウィングス（2017年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「炎の翼。父名、母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時12歳）と交配したレッドフェザーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2023年の桐花賞(M1)で2着に入った他、2023年の北上川大賞典(M2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったダイメイコリーダに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモンサンイルベントに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

3歳（2020年）

3月8日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、フィロロッソに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノカリュウドをクビ差振り切って久々の一戦をモノにした。

8月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月12日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド阪神2戦（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月30日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月19日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

12月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5歳（2022年）

1月15日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天白川特別（中京ダート1900m 雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月22日、中7週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

9月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、涼秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた21戦目は、ねんりんピックかながわ2022開催記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、大福山特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた24戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、川崎競輪の絶対エース!郡司浩平記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のプレストカイザーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2023年）

1月1日、中2週で迎えた26戦目は、時計修理のクイック新春記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、桃花特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したクロールキックに半馬身届かず2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた28戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、若草特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた29戦目は、M1のシアンモア記念（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月17日、中3週で迎えた31戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた32戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた33戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月19日、中7週で迎えた34戦目は、M2の北上川大賞典（盛岡ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したノーブルサターンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月31日、中5週で迎えた35戦目は、M1の桐花賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったノーブルサターンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7歳（2024年）

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、M3の赤松杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（8戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。