リアグラシア（2019年生、母リアアントニア）
Ria Gracia
2019.02.06
リアグラシア（2019年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+優美(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時18歳）と交配したリアアントニアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利(牝)。
経歴
デビュー前
シルクホースクラブにて総額6,000万円（12万×500口）で一口馬主が募集された。
木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2021年）
6月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
8月15日、中9週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のショウナンアメリアをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。
10月3日、中6週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。
11月28日、中7週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったレッドラディエンスにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。
3歳（2022年）
10月9日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のモメントグスタールに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。
11月26日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のニシノスーベニアに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
4歳（2023年）
2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。
5月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスの湘南ステークス（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。
8月26日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。
11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモズゴールドバレルにクビ差届かず2着となった。
5歳（2024年）
1月28日、中9週で迎えた11戦目は、R.R.キングスコート騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
4月27日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。