スティールグレイス（2020年生、母ファーマシスト）

スティールグレイス（2020年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のハタノヴァンクール（当時11歳）と交配したファーマシストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社グッドラック・ファーム。2022年のリリーカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2022年のフローラルカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グッドラック・ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅野守雄によって495万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

4月28日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシケンボブに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月2日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1100m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るポリゴンウェイヴを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリコシェを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

9月21日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のリコシェに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。