バールデュヴァン（2020年生、母ジェラテリアバール）

バールデュヴァン（2020年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ワインバー(仏)。母名の一部と母父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時9歳）と交配したジェラテリアバールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月13日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードフォンスにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2023年）

1月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジャスティンカプリを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモエクスプレスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

8月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月24日、中6週で迎えた11戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のエイカイマッケンロを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

4歳（2024年）

1月8日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

4月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5月12日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた17戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。