タイガーエンゼル（1986年生、母カナデアンホーク）

タイガーエンゼル（1986年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時7歳）と交配したカナデアンホークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害6戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で谷中公一騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で谷中公一騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で谷中公一騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハヤテシャルマンから2馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったソダカツオーから2馬身差の2着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキーストンコールから2馬身差の2着に敗れた。

4歳（1990年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で瀬古正明騎手（4戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトノオオザに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月18日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で瀬古正明騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月28日、中9週で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月13日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の本宮特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。