イチフジロマン（1989年生、母トキノケンザン）

イチフジロマン（1989年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のキンカイチフジ（当時8歳）と交配したトキノケンザンが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地4戦2勝、地方24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月30日、デビュー戦は横田雅博騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るショウブシスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（1992年）

1月26日、中5週で迎えた3戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユキノビクトリーを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月9日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

9月13日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、ながつき特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンゴールドオーから4馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系一般C2（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミマツトウショウに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月6日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系一般C2二 C3一（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系一般C1 C2一（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で一ノ瀬亨騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクトエンブレムから3/4馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、鷺ノ宮特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で一ノ瀬亨騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般B2二 C1（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で一ノ瀬亨騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた11戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、赤羽台特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた12戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、南千住特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系一般B2 C1一（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、アラ系一般B2二 C1（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた15戦目は、田山信則騎手を鞍上に迎えて、丹沢湖特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、六郷川特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般B2 C1一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は一ノ瀬亨騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた18戦目は、多摩川特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（8戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた19戦目は、白坂省吾騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月30日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂省吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月25日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で白坂省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（1994年）

1月21日、中3週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白坂省吾騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた23戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で白坂省吾騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、小林敏昭騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A3（益田ダート1350m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、上田浩喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A2（益田ダート1350m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、吉岡牧子騎手を鞍上に迎えて、雪舟特別（益田ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた27戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A1（益田ダート1350m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた28戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A1（益田ダート1350m 雨/不良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。