トーアナタリー（2021年生、母トーアビバリーヒル）

トーアナタリー（2021年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時10歳）と交配したトーアビバリーヒルが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者はトーア牧場。主な勝ち鞍は2024年のファイナルレース(一般C3 23)。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月22日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー福島（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3歳（2024年）

1月8日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月2日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月4日、中5週で迎えた5戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3 22（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ロードクルーガーに半馬身交わされて2着となった。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、スマ特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジャイサルメールに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 16（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2025年）

1月8日、中1週で迎えた14戦目は、中尾伊吹生誕記念特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で林謙佑騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた15戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、Kyla生誕特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤翔馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルバルビゾンに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月12日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、フクノルッカに半馬身交わされて2着となった。

4月19日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクヴェレに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイジョウソリッドを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、アヤメ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で妹尾浩一朗騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で妹尾浩一朗騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で妹尾浩一朗騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、アカウミガメ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で妹尾浩一朗騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた27戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ゴールドイーグルにクビ差交わされて2着となった。

9月6日、中5週で迎えた28戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は林謙佑騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡遼太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2-6（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた34戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったトレイントレインにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。