ダルニム（2007年生、母グランバザール）

ダルニム（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お月様（ハングル）」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時13歳）と交配したグランバザールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回、地方28戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月17日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったダイワフェズブルーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハネダボサツに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月29日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

7月24日、中7週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したヒラボクスペシャルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のランブリングローズに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

10月30日、中6週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

12月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4歳（2011年）

6月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張り、3着に入った。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月4日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

11月11日、中7週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジカップ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の初霜特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた15戦目は、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5歳（2012年）

1月1日、中1週で迎えた16戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた17戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ガーネットスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた18戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、銀嶺特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、春風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、坂戸市観光協会会長賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた22戦目は、国府津特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月28日、中0週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のエメラルド特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月11日、中1週で迎えた24戦目は、ギャラクシー特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月6日、中3週で迎えた25戦目は、湘南平特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた26戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、スターライト特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた27戦目は、潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた28戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したベルモントカントルにクビ差届かず2着となった。

10月17日、中4週で迎えた29戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた30戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（9戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6歳（2013年）

1月3日、中7週で迎えた31戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（10戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた32戦目は、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（11戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた33戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の春光特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（12戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた35戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、花まつり特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた36戦目は、爽春特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（13戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

5月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、小田原市特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた38戦目は、白百合特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（14戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた39戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた40戦目は、三浦すいか特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。