ビッグコンダクト（1992年生、母ユキノアイドル）

ビッグコンダクト（1992年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時19歳）と交配したユキノアイドルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回、地方19戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月16日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

7月23日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るカノヤスキーを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1995年）

2月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下の水仙賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグラチェにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の新緑賞（東京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松本達也騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた9戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたコンバットフローラ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた17戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4歳（1996年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4月30日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、大瀬戸豊騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュリアナミハラからアタマ差の2着となった。

6月16日、中6週で迎えた24戦目は、越野亨騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は大瀬戸豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた27戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた28戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた29戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた30戦目は、オリオン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた31戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた32戦目は、オリオン特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた34戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた35戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノトパーズに3馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1997年）

1月7日、連闘で迎えた37戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月16日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた39戦目は、ローズ特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月19日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、サフラン特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月25日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた41戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。