ハクシュウベリー（2010年生、母ダーリングベリー）

ハクシュウベリー（2010年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルールオブロー（当時9歳）と交配したダーリングベリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）諏訪牧場。戦績は、地方22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年のサルビアカップ(B3以下牝)。

経歴

デビュー前

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

7月6日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は495kg。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したハナタバを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

8月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイアジュディに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のかめ太郎特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（2013年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクリノカグヤマに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

4月16日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦の織姫賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた14戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、辻堂特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したミカドアクアラグナにクビ差届かず2着となった。

8月19日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のききょう賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒットザトレイルに5馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月13日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で拜原靖之騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた19戦目は、川崎宿特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で拜原靖之騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドシャープを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

4歳（2014年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で拜原靖之騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3月5日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で拜原靖之騎手（7戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた22戦目は、ダイヤモンドスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で拜原靖之騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。