ウォータールグラン（2019年生、母ウォーターパイパー）

ウォータールグラン（2019年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+その大きな(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時18歳）と交配したウォーターパイパーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月13日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

3月12日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のアンブロジアーナに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月4日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

4歳（2023年）

1月29日、中7週で迎えた7戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

5月6日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。13着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた9戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西塚洸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神でバテずに粘り続けて、最後は2着のサトノグレイトを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2024年）

1月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた13戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のキタノエクスプレスに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月16日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムキタサンブラックカップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムライスシャワーカップ（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい17着に敗れた。

6月29日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

11月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた20戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。