フレジェール（2004年生、母スキーパラダイス）

フレジェール（2004年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フランスの地名。アルペンスキーの聖地シャモニーのゲレンデ名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したスキーパラダイスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月14日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエーシンビーエルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルマルルを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

3月4日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

8月25日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月13日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルバーブレイズを半馬身振り切って2勝目を手にした。

10月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の三年坂特別（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の御室特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2008年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したサマーアクトレスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2009年）

5月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月26日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したミスクリアモンを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。