コトブキヘスペラス（2020年生、母エーシンベロシティ）

コトブキヘスペラス（2020年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+宵の明星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時19歳）と交配したエーシンベロシティが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下屋敷牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、尾上松壽によって5,500万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月8日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に敗れた。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

3歳（2023年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

6月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたバルフォアテソーロ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月5日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセザンワールドをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月7日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4歳（2024年）

1月6日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた14戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月18日、中9週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月7日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。