ウイドーハンター（2003年生、母ペンタルビー）

ウイドーハンター（2003年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「未亡人＋狩人」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したペンタルビーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の揖斐川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のホーマンアラシをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

3月17日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月13日、中7週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナスノハツカゼをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたテンシノゴールド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたレインダンス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月8日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハギノジョイフルをハナ差振り切って久々の実戦を制した。

5歳（2008年）

2月4日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。