ミスハイローラー（2018年生、母ベガスナイト）

ミスハイローラー（2018年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「大金持ちで使いっぷりも良い女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時11歳）と交配したベガスナイトが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年のわたちゃん誕生日記念(一般C23)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月21日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

5月1日、中9週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。

11月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ライラテソーロに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、わたちゃん誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーブルアイランドを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月9日、連闘で迎えた10戦目は、堀川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファステストシチーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

1月26日、連闘で迎えた14戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤聡一騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナイトライダーを自慢の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったフォルティウスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中0週で迎えた17戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノエンディングに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月7日、連闘で迎えた18戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた19戦目は、アガパンサス賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネイリストを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月18日、中0週で迎えた20戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月17日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた22戦目は、残暑吹き飛ぶ!第5回中京競馬（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（14戦4勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（15戦4勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、ベテルギウス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（16戦4勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（17戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。