フォルティウス（2018年生、母プリンセスネージュ）

フォルティウス（2018年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「より強く(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザサンデーフサイチ（当時14歳）と交配したプリンセスネージュが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河日成牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C28。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額680万円（1.7万×400口）で一口馬主が募集された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

7月11日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

4歳（2022年）

2月14日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るビービースパートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた5戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンラクロスに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月11日、中5週で迎えた6戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4月21日、中0週で迎えた7戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウプサラに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月2日、中1週で迎えた8戦目は、山査子賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマジュンヒルズに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミスハイローラーに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月30日、中0週で迎えた10戦目は、一般B9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したバラキエルを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月10日、中1週で迎えた11戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリンセスダズリンに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた13戦目は、住まいのみやこすぎなみ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエミーブリッツに2馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

12月7日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアベルバローズに1馬身3/4の差をつけて8勝目を手に入れた。

5歳（2023年）

4月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、ミモザ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた19戦目は、キングストン賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた21戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤクモをハナ差だけ差し切って勝利をモノにする

8月15日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。