レッドカード（2017年生、母キューバンリズムⅡ）

レッドカード（2017年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「審判の出すカード。退出の意」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したキューバンリズムⅡが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。2020年の北斗盃(地方重賞)に勝利した他、2020年の日高賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

8月1日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカツゲキダイオウにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスターウェスティアを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ7（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカスタムオーダーを半馬身振り切って優勝

10月8日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ8（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（パイロ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（ディスクリート（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったネーロルチェンテに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月19日、中5週で迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの招福オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月26日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったボンボンショコラに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアッカレッツァーレをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

6月18日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

12月12日、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2021年）

5月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、サッポロGOLD STAR特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ルピナス特別（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた19戦目は、ヤマボウシ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた21戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、北海道ブランドきらりっぷ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた22戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、自分らしい時間をヱビスで。特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた23戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、北海道ららポテト特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定オープンのにいかっぷオープン（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた25戦目は、ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた26戦目は、ゲッカビジン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた27戦目は、イーストスタッド特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（12戦3勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。