カスタムオーダー（2017年生、母ビジューミニョン）

カスタムオーダー（2017年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時12歳）と交配したビジューミニョンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2020年の芙蓉賞で2着に入った他、2020年の若竹賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

8月8日、デビュー戦は井上幹太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったディスタイムをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホクレン「てんさい糖」賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストロングチェインに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ7（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドカードに半馬身届かず2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジェネラルエリアをクビ差振り切って制した。

11月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月19日、中5週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた7戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3歳（2020年）

4月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの東京ダービートライアル（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月4日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた10戦目は、アマテラス賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケルライジングに8馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月1日、中6週で迎えた11戦目は、3歳オープンの芙蓉賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウタマロに交わされて2馬身差の2着に敗北した。