オースミシティー（1997年生、母ドリームロッチ）

オースミシティー（1997年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時9歳）と交配したドリームロッチが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月23日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1700m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったランドチェイサーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたエイシンキングオー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウテイオーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のコアレスキャップをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月16日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

11月25日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ナムラスピリットに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のジーナに3馬身の差をつけて制した。

4歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月11日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（7戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（8戦1勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

10月20日、約5か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた20戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい17着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ウインアスティオンに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したタイキサファリにクビ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2002年）

1月19日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のメモリーセットに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた26戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦2勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月2日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（12戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

10月12日、約4か月半の休み明けで迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（13戦2勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた31戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6歳（2003年）

4月6日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（14戦2勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた33戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた35戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。