カネスカンタービレ（2007年生、母ヤマタケポロン）

カネスカンタービレ（2007年1月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋歌うように（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したヤマタケポロンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方37戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3歳（2010年）

2月6日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月10日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったリリーマルレーンにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、びらとり黒豚賞（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイターズを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、サッポロライオン賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッチェをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のホテルザ・マンハッタン賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

4歳（2011年）

1月4日、中3週で迎えた18戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた22戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた23戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた25戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた26戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアキノローレルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月17日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた32戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた33戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた34戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のアースに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月21日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた36戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた43戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。