アルミューテン（2014年生、母デラセーラ）

アルミューテン（2014年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「そのサインにおいて一番支配力を発揮する天体のこと(占星術用語)」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時10歳）と交配したデラセーラが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンシャイン牧場。2021年の韋駄天ステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月17日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のウィンガーランドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中4週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

3歳（2017年）

1月8日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月11日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

10月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた8戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（2018年）

4月8日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月31日、中7週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のライディングハイに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月27日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

5歳（2019年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

4月21日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

5月18日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月8日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は井上敏樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコンピレーションに2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

11月17日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

6歳（2020年）

1月25日、中9週で迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラスの高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月9日、中8週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた26戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のマイネルアルケミーに1馬身半の差をつけて制した。

10月11日、中3週で迎えた28戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

11月14日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた30戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

7歳（2021年）

1月24日、中4週で迎えた32戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5月1日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。4着に入った。

6月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて13着に終わった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた36戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月25日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山稔樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

2021年11月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。